6.アイゼンハワー大統領
ロズウェル事件が起きて、そこからトルーマン大統領時代にMJ-12 が設立、その組織の元でアメリカの異星人問題はコントロールされ始めた。恐らくこれが、いま世の中の異星人関係に興味を持つ人の、大半の認識ではないかと思います。
しかし実際には1930年代にナチス・ドイツがヴリル協会の手引きによって、アルデバラン星人とコンタクトし、反重力の技術を入手し、UFOを製造していたともいい、第二次世界大戦後にナチスドイツは南極に「第四帝国」を作り上げていたという話も、まことしやかに流れています。
この話は突飛な印象も受けますが、第二次大戦後間もなく、アメリカ海軍のバード少将が「ハイジャンプ作戦」で南極に侵攻した目的、またそこで出会ったという、地底世界アリアーニの指導者からのメッセージ、またその後に「戦争」とは名ばかりの一方的な未確認飛行物体による攻撃とアメリカ海軍の敗退。
これらの事を加味すると、実はアメリカの異星人との接触の歴史について、見方を変えなければならない事もあるように思えます。
◆異星人との会見
このアメリカですが、トルーマン大統領の次の大統領である、アイゼンハワー大統領が、異星人との会見を行っていたという噂があります。
概要はこの様な話です。
1954年の2月下旬に、休暇でカリフォルニアに行ったアイゼンハワー大統領は、ある晩、突然に記者達の前から姿を消してしまったと言います。この時、同行記者が何度電話を入れてもみても王道担当官であったジェームズ・ハガディ氏は「全て順調で問題なし」と言うだけで、挙句の果てには「大統領はチキンの骨を噛んで葉のキャップが取れてしまい歯医者に行った」という説明がなされたのです。
しかし実際には迎えに来た軍用ヘリコプターに乗り込みミューロック基地(現在のエドワーズ空軍基地)に行っていて、そこで宇宙人との公式会見を行い“1954 Greada Treaty”(グリーダ条約)なる条約を結んだというのです。
このグリーダ条約の内容は、「①この協定は秘密にすること。②エイリアンは、合衆国政府に対して、『技術供与』もしくは『技術開発の促進』を行う。③エイリアンは、地球上の他国とは、協定を結ばない。④その見返りとして、合衆国政府は、極く限られた人数に対して、期間を区切り、アブダクションを実施する権利を有する」とされているのです。
この時、アイゼンハワー大統領が会見した異星人は、ノルディックと言われる北欧人の外見に近い種族であったという説もあり、その他、様々な説が存在します。また面会はこのあと三回に渡り、ホロマン空軍基地で行われたという説もありますが、実際にそこまで真実であるのか、そこは明確なエビデンスが無い事から、あくまでも俗説の一つでしか無いと言われています。
◆大統領の退任のスピーチ
このアイゼンハワー大統領ですが、1961年1月17日に「アイゼンハワーの国民への離任演説」というのを行いました。そこで大統領は以下の言葉でアメリカ国民に対して警鐘を鳴らしていました。
「平和を維持するための不可欠の要素は私たちの軍組織です。私たちの武力は強力かつ即応的でなければならず、そうすればだれも自らの破滅の危険を冒してまで侵略しようとはしないでしょう。
私たちの今日の軍組織は、平時の私の前任者たちが知っているものとはほとんど共通点がないどころか、第二次世界大戦や朝鮮戦争を戦った人たちが知っているものとも違っています。
最後の世界戦争までアメリカには軍事産業が全くありませんでした。アメリカの鋤*の製造者は、時間をかければ、また求められれば剣[つるぎ]も作ることができました。しかし今、もはや私たちは、国家防衛の緊急事態において即席の対応という危険を冒すことはできません。私たちは巨大な規模の恒常的な軍事産業を創設せざるを得ませんでした。
これに加えて、350万人の男女が防衛部門に直接雇用されています。私たちは、アメリカのすべての会社の純収入よりも多いお金を毎年軍事に費やします。
私たちは、この事業を進めることが緊急に必要であることを認識しています。しかし、私たちは、このことが持つ深刻な将来的影響について理解し損なってはなりません。私たちの労苦、資源、そして日々の糧、これらすべてが関わるのです。私たちの社会の構造そのものも然りです。
我々は、政府の委員会等において、それが意図されたものであろうとなかろうと、軍産複合体による不当な影響力の獲得を排除しなければなりません。誤って与えられた権力の出現がもたらすかも知れない悲劇の可能性は存在し、また存在し続けるでしょう。」
ここでアイゼンハワー大統領は「軍産複合体」という存在への警鐘を鳴らしています。何故大統領はここで「軍産複合体」
への警鐘を鳴らしたのでしょうか?
実はこれは大統領在任中に、アイゼンハワー大統領の周辺である出来事があった事からではないかと推測できる証言が、近年になりある人物から語られました。それについて少し紹介いたします。